2015 Q1 アップテート (サービスバックエンド編) | Datadog

2015 Q1 アップテート (サービスバックエンド編)

Author Jay Hotta

Published: 3月 17, 2015

2015年Q1でDatadogが実施したサービス改善(サイト側)で注目すべきものをまとめておこうと思います。

Q1で実施したアップグレードは、主に「アラート設定の高度化」と「全体システムを把握するための新視覚的表現」でした。他にも多くの改善が有りますが、今回はこれらの2項目に注目します。

Monitoring タブ

Datadogでは、「誤報の少ないアラートは、結果として障害対応担当の意識を改善する」と考えています。今回のアップデートでは、現場の状況にマッチしたアラート項目を追加することにより、より精度高いアラートを設定することを可能にしました。

設定項目としては、既存のメトリクスに対するアラートの設定に加え、以下のアラート項目が追加されました。

  • Availability moitoring
  • Process moitoring
  • Network moitoring
  • Custom moitoring

更に、メンテナンススケジュールなどの計画にも柔軟に対応できるように、予めDowntimeを設定することもできるようにしました。

Mute Datadog alerts

ホストマップ インフラストラクチャービュー

クラウドを使っていると、インフラ内の構成部品やその数量がダイナミックに変化していきます。Datadogでは、このダイナミックな変化を視覚的に把握できる方法を模索した一つの結果としてホストマップを導入しました。ホストマップを表示することにより、運用しているインフラの全体像を、紅葉が始まった森の様に一目で捉えることが出来ます。更に、その全体像から、気になるホストに注目していくことも出来ます。

HostMapPart1Image1

ダッシュボードの整理と機能追加

グラフ内でのコメント機能とショートカットキーは、視覚的に大きなインパクトを与える機能ではありせんが、既存のユーザーの利便性を向上するために必要な機能でした。 どちらも、ダッシュボード上の使い勝手を向上するために導入された機能です。

グラフ内コメント機能

ダッシュボード上に表示しているグラフで注目すべきエリアを指定し、そのエリアにコメントを残せるようにしました。この点線で囲まれたエリアは、スナップショット時にグラフにオーバーレイされたまま画像化され、イベントストリームに表示されます。

Real time graph annotations

スナップショット時に付記したコメントに対し、更にコメントを追記していくことも可能な仕様になっています。

ショートカットキー

多くのソフトの使用実態がそうであるように、ユーザーがサービスを使い込んでくると、次の操作の切っ掛けのためにキーボードからマウスに持ち替える操作は面倒になってくるはずです。このような状況を想定し、ダッシュボード上で利用できるキーボードショートカットを準備しました。

各ショートカットキーの仕様に関しては、ダッシュボードの右上隅のアイコンから確認できるようになっています.

screen-shot.png

Datadogでは、全ての機能が体験できる14日間のフリートライアルを準備しています。ここで紹介した機能で気になるものがあれば、是非試してみてください。クラウドファースト時代の監視プラットフォームに必要な機能にご共感いだだけると思います。