Datadog、インシデント対応を加速するBits AI SRE Agent を発表 | Datadog
Datadog、インシデント対応を加速するBits AI SRE Agent を発表

Datadog、インシデント対応を加速するBits AI SRE Agent を発表

December 2, 2025

9:00 AM UTC

Published by Datadog, Inc.

ラスベガス – 2025年12月2日 – オブサーバビリティとセキュリティの統合プラットフォームを提供するDatadog, Inc.(NASDAQ: DDOG)は本日、Bits AI SRE を発表しました。Bits AI SRE は、テレメトリ、アーキテクチャ、組織のコンテキストを認識し、アラートを調査して数分で実行可能な根本原因を提示する AI エージェントです。エンジニアが自信を持ってより迅速にインシデントを解決し、エンジニアリング工数を削減、エンドユーザーおよびビジネスへの影響を低減するために必要な情報を提供します。Datadogはモニタリング、開発、セキュリティワークフロー全体で自律的に動作し、組織がアプリケーションに関する問題をリアルタイムで解決できるよう支援するAI 機能群をBits AIとして提供しています。2025年6月にDatadogが開催した年次カンファレンス「DASH」 にて限定提供(Limited Availability)として公開した Bits AI SRE は、このBits AIの一翼を担うものです。

インシデント対応は、すべてのデジタルビジネスにとって高いリスクを伴うプロセスです。本番環境で問題が発生すると、ダウンタイムの1秒ごとに顧客の信頼を失うリスクが高まります。システムや組織全体で断片化が進む現状において、根本原因を特定することがより難しくなっており、この課題はさらに深まっています。多くの組織はこの負担を軽減するために AI エージェントの活用を望んでいるものの、ポイントソリューションは実際の本番環境の規模と複雑さを理解することに苦労しています。

Datadog プラットフォームから得られる幅広く、かつ深いデータによって稼働する Bits AI SRE は、組織のシステムに関する他に類を見ない理解を提供し、アラートの迅速な特定と解決を可能にします。アラートが発生すると、Bits AI SRE はランブック、テレメトリなどを高速に分析し、ノイズから信号を切り分け、根本原因に関する仮説を立てます。その後、AI は自身の調査結果と仮説を検証し、最終的な原因を特定し、その結論をサードパーティのコラボレーションツールへ直接送信します。これは、オンコール対応者がログインする前にすでに完了します。

これまで手動で数時間かかっていたトラブルシューティングは、Bits AI SRE によって数分で自律的に実行できるようになり、エンジニアがインシデント管理に費やす時間を減らし、より強固なシステム構築に集中できる未来への大きな一歩となります。

エンタープライズ規模における利用を想定して設計された Bits AI SRE は、HIPAA による規制対象のワークロードをサポートし、RBAC(ロールベースアクセス制御)を備え、信頼できる AI パートナーとのエンタープライズ契約を特徴としており、組織が自信と管理性をもって AI を採用できるようにします。

DatadogのChief Product Officerであるヤンビン・リーは以下のように述べています。
「今回のBits AI SREのリリースは、Datadog の AI 戦略における重要な拡大であり、当社として初めて一般提供する AI エージェントとして、高度に自動化された信頼性の提供に向け新たなフェーズに入ったことを示しています。Bits AI SRE は企業がより迅速に問題を軽減し、顧客への影響を低減し、安全に AI を採用できるようにします。すでにグローバル企業から急成長スタートアップまで、多様な本番環境を含む 2,000以上の顧客環境で試験運用されており、すでに日常的なアラートから重大インシデントまで数万件にわたって調査が実行されています。多くの組織がすでにポジティブな成果を報告しており、我々が目指しているビジネス上の価値の実現を即時に反映しているものと言えます。」

Uber Freight シニアエンジニアリングマネージャーのティヤガラジャン・アナンダンは以下のように述べています。
「インシデント対応における最初の5分は極めて重要です。Bits AI は、システム全体で正しいコンテキストと相関関係を瞬時に提示することで、ノイズを切り抜ける手助けをしてくれます。スマートなタグ付けと命名により、エンジニアを適切な情報へ自動的に導き、認知負荷を軽減し、重要な局面で明確さとコントロールを与えてくれます。」

DelightRoom データエンジニアのアンドリュー・ソク・ジュ・キムは以下のように述べています。
「Bits AI SRE が私たちのために 24時間体制でオンコール稼働していることで、サービスの MTTR は大幅に短縮できました。多くの場合、エンジニアが席に座ってラップトップを開く前に、調査がすでに完了しています。」

Bits AI SRE は、2025年6月に開催されたDatadogの年次カンファレンス「DASH」で発表した3つのAIエージェントのうち、最初に一般提供される製品です。

詳細は以下の記事をご確認ください(英語)
https://www.datadoghq.com/blog/bits-ai-sre/

Datadogについて

Datadogは、クラウドアプリケーション向けのオブザーバビリティおよびセキュリティの統合プラットフォームを提供しています。DatadogのSaaSプラットフォームは、インフラストラクチャーのモニタリング、アプリケーションパフォーマンスモニタリング、ログ管理、リアルユーザーモニタリング、クラウドセキュリティ、その他多くの機能を統合および自動化し、お客様のテクノロジースタック全体に統合されたリアルタイムのオブザーバビリティとセキュリティを提供します。Datadogは、あらゆる規模の企業、幅広い業界で使用され、デジタルトランスフォーメーションとクラウド移行を可能にし、開発、運用、セキュリティ、ビジネスチーム間のコラボレーションを促進し、アプリケーションの市場投入までの時間と問題解決までの時間を短縮し、ユーザーの行動を理解し、主要なビジネス指標をトラッキングします。

将来の見通しに関する記述

本プレスリリースには、新製品および新機能の利点に関する記述を含め、米国1933年証券法(Securities Act of 1933)第27A条および米国1934年証券取引所法(Securities Exchange Act of 1934)第21E条に規定される「将来予想に関する記述」が含まれています。これらの将来予想に関する記述は、当社の新製品および新機能の利点に関する記述が含まれますが、これらに限定するものではありません。実際の結果は、将来見通しに関する記述とは異なる可能性があり、「リスクファクター」の見出しの下に詳述されているリスクをはじめ、2025年11月7日に米国証券取引委員会に提出したForm 10-Qの四半期報告書を含む米国証券取引委員会への提出書類および報告書、ならびに当社による今後の提出書類および報告書に記載されている、当社が制御できない様々な仮定、不確実性、リスクおよび要因の影響を受けます。法律で義務付けられている場合を除き、当社は、新しい情報、将来の事象、期待の変化などに応じて、本リリースに含まれる将来の見通しに関する記述を更新する義務または責務を負いません。